第三回ゼミ (真田)

初めまして!今週のブログを担当させていただく、新4回生の真田彩加です。

4回生ながら、中川ゼミには本年度からの参加です。昨年度は会計学のゼミに所属していましたが、中川先生のもとで実践的な経営戦略を学びたいと考え、こちらに参加させて頂く運びとなりました。

また、他の方に習って少しだけ自己紹介をさせて頂くと、出身は大阪で自宅から1時間弱ほどかけて通学しております。他には、既に引退しておりますが、劇団ちゃうかちゃわんという演劇サークルに所属していました。

何卒、宜しくお願いいたします。

 

さて、今週の中川ゼミでは、はじめに中屋雅夫先生に日本のハイテク産業(とりわけ半導体)の動向についてご講演いただきました。

まず前半は「半導体産業の近年の動向」について、市場規模の推移や使い道などの点からご解説いただき、その後に中川先生から半導体の理解について確認するために、二つの課題をいただきました。

一つが「半導体とは何か? 社会・人文科学的に説明せよ」とのことでしたが、各グループからは「精密機械の心臓部 / シナプス / 小さくて賢い / いろんな機能が入っている…etc」などの回答が出ました。

また、もう一つ「何故半導体を小さくすると処理能力が上がるのか?」という問いも課されましたが、こちらの答えは「長距離を走る人が、短距離をより速いタイムで走れるように、ゴールが近くなるため早くなるため」「小さくなると一個あたりの値段が安くなるため」とのことでした。

さらに後半では「データに基づいた定量的分析」について、中尾先生からご説明いただきました。結論としては、今までの「売上高が増えるほど利益が増える」という通説を覆す、「半導体は設備投資に莫大なお金がかかるため、売上高を増やすために商品の種類を増やすことは無意味である」という理論を、データを用いて示されていました。

 

中屋先生のお話のあとは、少し休憩をはさみ、今後中川ゼミで行っていく研究のための心構えなどを中川先生よりご講義いただきました。

まずは講義の導入として「大学における研究とは何をすることか? 理論、方法、現実・現象、進歩を使って説明しなさい」というグループ課題が与えられ、それぞれ発表をしました。その後、課題に対して

・To make a progress in the academic theory from the analysis of real world, or,

・To make a progress in the understandings of the real world by applying the academic theory.

という明確な答えを頂き、とても納得いたしました。

 

次に、どのように研究を進めるべきか、とりわけグループでの進め方についてのアドバイスをいただきました。内容としては、

・今が観察(Observation)の時期であるのか、思考をまとめる(Consideration)時期であるのか、理解・配分すること

・メンバー全員が気持ちよく集まれるペースで進めること

・理由なく遅れたり欠席しないこと

・できるだけ毎週ミーティングを、しっかりした目的を持ってすること

・今が発散と収束、どちらのタームであるのか明確にさせること

・何よりも青春を意味あるものにしてほしい

かいつまんで書き留めると、以上のようなことでした。

 

最後に、ゼミのあとに飲み会を開いていただきました。

様々なお話を聞くことができて、とても楽しかったです。

これから、しっかり頑張っていきたいと思います!